全国の10世帯に1世帯はマンション | マンション管理の部屋

全国の10世帯に1世帯はマンション

全国の10世帯に1世帯はマンション購入世帯に(東京カンテイ)
東京カンテイの調べで、世帯数に占めるマンション戸数の割合を示す“マンション化率”は2005年の供給の結果、2004年の9.98%から10.19%と、初めて10%を超えた。全国で約10 世帯に1世帯以上の割合でマンションを購入し、居住しているという状況だ。

2005年に日本全国に供給された新築マンションは15万9199戸で、2004年の14万5523戸から1万3676戸増加した(対前年比109.4%)。全国供給のピークである2000 年の18万3784戸からは2万4585 戸(13.4%)減少しているものの、2000年以降4年連続の減少傾向には歯止めがかかり5年ぶりに増加に転じた。

2005年は首都圏の供給量が減少しているのに対し、近畿圏では大幅増加、中部圏でも増加するなど、大都市圏でも供給戸数にそれぞれ変化が生じている。近畿圏(2 府4 県)では同比10.0%と大きく増加し、中部圏(4 県)でも同比2.3%増加している。

全国で最もストック数が多い東京都は、2005年の供給が2004年から約1万戸減少したが、総ストックが約130万戸まで増加したため、約586 万世帯に対するマンション化率は22.09%と依然としてマンション化が進んでいる状況。2005年には神奈川県もマンション化率が初めて20% を超えた。東京都に次いで2 番目のことで、神奈川県もマンション化の進展が早い。

首都圏(1 都3県)のマンションストック数は約274万戸に達し、マンション化率も約1459 万世帯に対して18.78%となった。近畿圏のストック数は117 万戸となり、マンション化率は約837 万世帯に対して14.01%。中部圏では約28万戸と愛知県のストック数が突出して高く、マンション化率は約267万世帯に対して10.67%と拡大した。ただし中部圏全体のマンション化率は6.87%に留まっている。

マンション化率は、各行政単位の世帯数に対するマンションストック数の割合。単純に何世帯に1世帯の割合でマンションを購入して住んでいることになるかを示している。



とうとう、1割の世帯がマンション暮らしという時代になりました。

首都圏や都市部に住んでいる人たちからすると「自分の周りはほとんどマンション住まいなのに、まだ1割なの?」と感じられるかもしれませんが、これは全国の世帯に対する割合ですから、すごい数字だと思いますよ。

私は埼玉県在住で、近所には確かに多くのマンションがありますが、以前東北新幹線に乗って仙台方面に向かっていたとき、車窓を眺めていると大宮からしばらくはマンションが多く建っているのですが、15分も走るともうほとんどマンションなんかありません。

その時はつくづく「マンションは都心部や周辺のベッドタウンに密集しているだけで、少し離れると少ないものだなぁ」と感じました。

まあ、マンションにする目的のひとつは「地価が高いから」なので、当然といえば当然ですが・・・・。

マンション生活者が増えるということは、トラブルになる可能性も増えるということなので、マンション管理というものが益々重要になってくるのではないでしょうか。